最強デッキってエモいから最強なんだよ
どうも比屋定です。
執筆途中の記事があること、新環境まで2週間切っていること、私が考えた知識よりあーあいさんから教わったことが多い事、以上の理由で氷塊ゼシカの記事を書くのを躊躇っていたのですが書けと脅されたため書こうと思います。
※当記事はあーあいさんから教わったことが9割です。
レジェンドヒット後目に見える成果を求めすぎて数を回すだけで、プレイやデッキ選択を誤りレートを溶かしに溶かしました。そんな中あーあいさんから氷塊ゼシカ以外使うなと言われ、回し始めました。いくつかのポイントを教わり回してみると"引き強ご都合マナカーブデッキ"だと思っていたこのデッキが物凄く都合よく回っていきます。気づいたらレートが2000を超え現在20位前後にいます。
#0 はじめに
勇者杯予選以降最強デッキの名を欲しいままにしている氷塊ゼシカ。氷塊ゼシカとは氷塊ギミックを採用したミッドレンジデッキで中盤のボードの取り合いがとても得意なデッキです。そんな氷塊ゼシカを今更ながら紐解いて行きましょう。
レシピ ※先週末時点
#1 構築ついて
まずはこのデッキのコンセプトを理解し必須枠を抜き出しましょう。
・中盤のボードの取り合い
・氷塊ギミックの有効活用
・ライフを取りきる
この3点から読み取った必須枠はこんな感じでしょうか
・ヒャド
0c3点という破格の効果を持っています。氷塊ギミックが無くても1点出る素晴らしいカードです。ボードの取り合い、氷塊ギミックの活用どちらでも活躍する1枚でしょう。
・メラミ
2c3点とヒャドと比べると見劣りしそうなカードですが、このカードはヒャドとは全く別種のカードです。2c払う代わりに制約がついておらず3点目のライフバーンとしても活躍します。
・スノーモン
死亡時氷塊をランダムな相手の場に出すバニラスタッツユニットです。死亡時のため相手ターンで死亡すると氷塊の最終生存ターンが相手ターンになるのが注意点ですが、スタッツと氷塊ギミックの活用という点を考えたら採用しない手はないでしょう。
・わたぼう
2/2/2とスタッツは不十分ですが、ドロー面で弱いゼシカというリーダーで尚且つコンボを有する氷塊ゼシカでは必須と言えるでしょう。このカードはダメージ特技や氷塊ギミックを引き込む可能性があるので相手に序盤から処理を教養させることが出来るため、相手の盤面形成にラグを与えることも出来ます。
こちらもスタッツが不十分なユニットですが、ゼシカのTSは盤面及び顔面に大して3点ダメージというバグ効果なのでこのカードも3点の条件の内2点を抑えていると言っても過言ではありません。
・フロストギズモ
3/2/4と不十分なスタッツですが3/3ではなく2/4というケツ寄りになっているため、細かい打点が出せて生き残りやすい便利なスタッツになっています。召喚時に氷塊を任意の場に出せるのでネルゲルのケアや隠したいユニットを隠させないといういやらしい事も出来ます。
タフネス5のユニットが優先されやすいので除去として使うことも十分できるのですが、やはり本業は顔面への5点バーンでしょう。カード1枚、しかも4cでライフの1/5を確実に削れる強カードです。
・吹雪の魔女
このデッキの主格となるカードです。cipで相手の場に氷塊が存在している場合相手ユニットに4点のダメージを与えます。4/4というスタッツも強力なのでこのカードへのヘイトが高い方は多いと思います。
・バズズ
ぱふぱふを内蔵した6/6/6狙い撃ち。さすがレジェンドカードと言わんばかりのバリューです。6tバズズ7tメラミメラゾーマで14点削れるというムーブが特に強力です。ぱふぱふ内蔵なのでどんな不利盤面でも逆転の可能性を生みます。対トルネコなどでは盤面ロックが可能なこともあります。
次に3点を補強するカードを入れます。
最強の2cユニットです。特にミラーマッチではレジェンドカード並みの力を発揮します。盤面にほぼほぼ残るカードなのでトレードで優位を取れますし、顔を出さないことで相手のTSを吐かせず後述のシルビアのバリューをグンと上げることもあります。
・シルビア
必須枠にしようか悩んだのですが、このカードはTSを回すカードではなくTSを無理やり起動させるカード、つまりオイルではなく電源だと思ったので補強にしました。4/3/4という3c基準スタッツでTSを確実に起動できるためボード形成及びライフプッシュで活躍するでしょう。後述のベロニカのバリューを上げるカードでもあり、ほぼ必須枠です。
・ベロニカ
5/5/4という4c基準スタッツを持ちながら除去やロック、バーン、ドローなんでもありのドラえもんとまで言われています。現環境最強のレジェンドカードと言ってもいいでしょう。
・フローラ
5/5/5かつルドマンという特技カードを回収するカードです。ゼシカで採用した場合相手の場に3点与え除去しながら、1ドローし特技ダメージを受けない6/5/7が降臨します。アグロゼシカと違いボードにTSを吐くことも多いので溜まりきったTSを保持したままの状態になることも多く着地がしやすいです。
相手がトレードする際多大なるリソースをもぎ取ってくれますし、このカードに対する対処をアンルシアに頼ってるデッキも多くいるためバズズへのカウンターカードを切らせることも出来ます。
・ネルゲル
このゲームの覇者です。採用に否定的な方も多いですがボードの取り合いが強みのデッキなので私は採用肯定派です。特に氷塊ゼシカでは5~7tのボードに相手は除去を割く点、ヒャドやTSの0c除去を持っている点の2点から安全着地がしやすくこのカードを最も上手く使えるデッキだと思っています。対トルネコでは相手が手から出せる除去が無いため泣く泣く盤面を捨てながら除去してくることもあるのでとても気に入ってます。
4c枠
これは私が実際に出されたカードのみなので他にも選択肢はあると思います。
氷塊ギミックには2.3.5.6と強力なユニットがいますが4cが空いていてそこで他社との差別化をしています。
・アイスボンバー
氷塊の4cユニットです。なぜこのカードが氷塊ギミックなのに必須ではないかというと、氷塊は自分のターンを最大3回しか迎えられません。そのうち最初のターンはフロストギズモやスノーモンで出しているため実質2ターンになることが多いです。4tに氷塊ギミックを起動させようとするとバズズまで生き残れませんし、不本意なタイミングで魔女を切ることになる可能性もあります。メラゴーストで氷塊にダメージを与えられると魔女の起動すら出来なくなります。ただ、4/5/5狙い撃ちと強力なカードです、このカードを採用する場合は凍てつく大地を採用したいところです。
・サイレス
器用貧乏を代表カードです。確かに便利なカードなのですがタフネスが3という致命的な欠陥を抱えています。バズズへのカウンターであるアンルシアのカウンターとして採用していると聞いた時目眩がしました。メタのメタは誰がなんと言おうと嫌いですし、その状況にレジェンドカードが2枚も関わっているので正直信じられません。効果自体は好きなのでスタッツを上げるかもう少し使いやすい形のユニットとして再登場して欲しいです。
・きとうし
4/4/4という便利なスタッツと特技ダメージ+1という効果が付いています。好きなカードなのですがこのカードを採用する場合はメラやイオまで採用したくなり大きくデッキ内容が変わるため今回は省きます。
・亡者のひとだま
氷塊ゼシカミラー最強のカードです。対戦相手によってはバニラユニットになることもあるのですがミラーでこのカードを安全着地させた場合このカードを守っているだけでほぼほぼ負けません。現環境だからこそ輝く1枚でしょう。
・キラーパンサー
相手の場に3体以上ユニットがいると速攻がつく4/4/4です。氷塊ギミックとの相性も良いですしライフプッシュやトレードにも使えます。効果なしで置いても最低限許せるスタッツなのも評価できます。
・キラーピッケル
cipでTS分ユニットの打点を上げる4/4/4です。先述のフローラと一緒でTSを保持した状態が多いこのデッキでは最大バリューで使用する機会も多いです。ドロヌーバやフロストギズモと言ったトレードしたあと生き残りやすいユニットも多いためそれらを更に活用出来る優れたカードです。どちらかが生き残っていて、TSが溜まっていた場合相手の顔に8点入れながら盤面に6点残るのも非常に強力です。スタッツもキラーパンサー同様最低限許せる範囲です。
・メーダロード
頭悪いです。何故かちょくちょく出されます。4/4/4の最低限のスタッツとはいえ効果が最低レベルのため採用はしない方がいいです。
自由枠
4cを埋めたらあとは空いた数枠にカードを入れて完成です。
・凍てつく大地
0cの氷塊を出すカードです。このカードは先述の2枚と違い自分の場にも出すことが出来るため最悪ウォールを組むことも出来ます。このカードは即効性に優れていてユニットを出すという手順を踏まず氷塊を出すことが出来るためアイスボンバーや中盤のボードの取り合いの際に輝くことがあると思います。氷塊を活かそうとしたらデッキのパワーが下がったという事態を引き起こしかねないので採用枚数には気をつけて下さい。ヒャド魔女バズズの5枚しか氷塊ギミックを用いるカードが採用されていない場合は過剰になるので採用は控えましょう。
・メラゴースト
痒いところに手が届く1枚です。cip1点と本体の1点で二度と1点を飛ばせるため3/3/4や4/5/5などに強くなります。リソース面で弱いリーダーなので軽めのカードをあまり採用したくは無いのですがこのカードはあまりにも便利なので好んで採用しています。
これを採用するぐらいならイオきとうしします。
・セクシービーム
テックカードの代表ですね。使えるタイミングはかなり限られていますが軽量除去との相性も良いですしぶっ刺さったらゲームをひっくり返しかねないカードです。このカードを有効的に使った時相手はTwitterを開き「テックカード馬鹿キモすぎ」と呟いてることでしょう。しかし、使えるタイミングが限定的ということを考えるとあまり採用したくありません。
・ジャガーメイジ
サイズもまぁ許せる範囲でありながら、条件はありますが効果がとても強力です。氷塊で相手の場のユニットが増えるので発動条件も他のデッキよりは緩くなっています。この際氷塊の割れるターンをちゃんと考えてからプレイしましょう。細かいダメージを有する氷塊ゼシカではこのカードを活用することが出来ます。不利とされる対トルネコではこのカードを二枚引いた場合、満面の笑みでもみじこぞうを待つことができます。
・ガチャコッコ
3/0/5仁王立ちで相手の場のユニットの数だけ打点が上がります。氷塊で打点が上がるのも評価できますね。テリーが日に日に減っていますしこのカード自体がボードに変化を起こさないため現在は採用していませんが環境によってはありだと思っています。
5/6/7というバグったスタッツをもっています。攻撃への制約はありますがフロストギズモや元々相手の場にいたユニットなどで動くことが出来ます。このカードを採用するとサイレスではなくモコフルを採用することになります。モコフルはアンルシアへのカウンターとしても使えますし、相手の氷解を自滅させられます、サイレスと違い使いやすいサイズなのも非常に好ましいです。
・アンルシア
相手の大型ユニットを無力化できるカードです。バズズやゾーマ、フローラなど厄介なユニットに大して発動することが出来るため非常に便利です。スタッツも優秀なため全然採用圏内でしょう。
氷塊ゼシカは確実な打点がデッキに16点分しかないため盤面から打点を出さなければなりません。しかも、ダメージ特技は必ず引けるものではありませんし、除去に使ってしまうこともあり打点が足りなくなることがあります。それを補う形で採用されているのがこのカードです。個人的には氷塊ゼシカは盤面を取るデッキなので盤面から勝手に打点が出ます。つまり不必要だと思っています。
ざっと自由枠について触れました。他にも採用されていたカードはたくさんあるのですがあまりにも数が多いため割と見るカードだけに限定させて頂きました。今回デッキレシピがあーあいさんの物のため不採用カードは無しとします。
#2 ゲームメイク
・マリガン
基本的なキープは2cユニット フロストギズモです。
・セットキープ
氷塊を出すカード+ヒャド魔女
・マッチアップでのキープ
TSが溜まっているのに相手の場に打てないことがあるためラグることがあります。ほかの有効なカードを探した方が良いでしょう。
※これはキープでなくミラーの後手で返すカードです。
亡者のひとだま
ミラーマッチこのカード1枚で勝てます。
シルビア
対ゼシカ先行で4tに相手のテンションが吐かれていないことが多いため残しても良いでしょう。
フローラ
ミラーマッチではゲームを左右するカードなので積極的に狙いたいです。フローラを出す際には盤面が負けすぎていないことを意識した方が良いです。
メラゴースト
対アリーナとゼシカ相手の後手でキープしまく。
1/2/1やふくめんバニーに有効的です。ミラーマッチではドロヌーバの残り1点や3点除去とセットで4/4を落とせます。
対ミネアでの勝率を跳ね上がるカードです。除去が強いリーダーなので盤面からある程度打点を稼いだら直接火力でトドメを刺しましょう。
次に実戦に入ります
・序盤
TSを回しながら軽量ユニットを展開していき有利トレードを重ねましょう。相手のリーダーを見て次のターンどのカードが脅威かを考えTSを吐くかどうか決めましょう。氷塊が割れるターンを意識しながら氷塊を出すかどうか判断すると良いです。
・中盤
TSヒャド盤面魔女で相手の場を更地にしましょう、無視できる範囲のユニットは無視し顔を詰め始めましょう。手札の打点と相談しリーサルを見ながら負け筋を消していくタイミングです。盤面が負けている際はどうやったら次のターンに返せるかを考え無理な動きをせず耐えましょう。
・終盤
ボードと手から打点を吐きライフをつめきります。ライフが詰められない状態の場合は負け筋を消しながらボードをより強固にして行きます。ボードが負けている際は敗戦濃厚なのでトップのメラゾーマやベロニカに繋がるよう顔に行くかトレードするかを決め、テンションを回しましょう。
・ゲームメイク
対テリー
処理が強いリーダーなのですが勝手に顔面が削れていくため相手にドンドン処理を押し付けて行きましょう。たてまじんやオクトセントリーなどのめんどくさい中級ユニットにヒャドやTS、魔女をぶつけることで割と楽に勝てます。奇跡の剣の回復とたてまじんでのリーサルのズレ、範囲除去に気をつけていればいいと思います。
対ゼシカ
TSで楽に取られないようにすることが大事です。そうすることで魔女を誘い出すことが出来て後出し魔女が出来ることを覚えておいてください。対ゼシカは基本先出しゲーなのですが氷塊ギミックは後出しの方が良いです。ひとだまで即負けを避けるためにTSやヒャドでボードを割り、盤面を残して置いた方が良いこともあります。これは場と手札と相談しましょう。
対アリーナ
アリーナ相手は4/4を何度も着地させる必要があります。タフネス3以下だとカード1枚で取られてしまうためタフネス4は大事にした方が良いです。キラーマシンでテンポを取られるような盤面にならないことも心がけましょう。あまり長期戦にもしたくないためある程度優位なら顔をドンドン詰めた方が良いです。
対トルネコ
盤面を最優先にしましょう。ブロックを組む際は前列にパワー4以上を置くのですが超ちからの種を考慮し出来るだけブロックは組まない方が良いです。
もみじこぞうでゲームをめちゃくちゃにされないように立ち回ることが大事です。
対ククール
よく分かりません
対ピサロ
こちらが氷塊を出さなければ相手はランプがしづらい重いデッキになります。こちらはヒャドや魔女が最大バリューで活かせなくなりますがピサロはランプしなければ満足なサイズのユニットが出せないのでそこまで苦しくないでしょう。魔女の4/4というサイズ自体がランプなしのピサロでは取りづらいですしゴンズをケアしながら攻めていけば割とライフが取れると思います。ゲーム終盤ではデンデン竜の仁王立ちやドンモグーラにこちらのユニットを取られたりとユニットによるクロックが期待しにくくなりますがそこを特技で補う形でプレイしています。
序盤に供物を打たれた場合は二枚目を無視してプレイして良いでしょう。8tのギズモ魔女や9tのギズモバズズなども意識した方良いです。
・対ミネア
アグロミネア
盤面を除去しながらボード形成をするというこのデッキ本来の戦い方がベストでしょう。
コントロールミネアand魔術師
序盤からガンガンせめて行きましょう。小型が一掃されたあとは中級で2面だけのボードを維持しましょう。ロングゲームになると負けてしまうので下級だったらバラまいていいと思います。
#3最後に
あまりモチベーションがない状態で書いたので自分ながら適当だなと笑っています。
氷塊ゼシカは簡単なようで少し考える必要がある一番タチの悪いデッキなので残り2週間皆さんぶん回して見てください。隠れた選択肢を見つけた際の気持ち良さは他のデッキに引けを取りません。
来季は強そうなデッキがあったらバリバリ書いていくのでその時は御一読下さい。
魔術師ミネアの記事を書いた際はこんなに反響があると思っていなかったので冗談でランキングを走るなどと書きましたが割と狙える順位なのでちょっと頑張ろうかなと思います。
ライバルズをはじめて2ヶ月が経とうとしていますがたくさんの素晴らしい方々と関わることが出来てとても嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。